会長挨拶 
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第32回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会を開催するにあたって

 この度、第32回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会を2022年11月11日(金)から11月12日(土)の2日間、千葉県の幕張メッセで開催させていただくことになりました。私共、東京女子医科大学で開催させていただくのは、第4回学術集会を故金野公郎教授が、第17回学術集会を永井厚志教授が開催されて以来3回目となります。
 学術集会のテーマは、「呼吸ケア・リハビリテーション ―現在、そして将来の展望―」といたしました。
 2020年1月からの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、医療現場は大きな変革を強いられてまいりました。呼吸ケアや呼吸リハビリテーションの領域においてもこのような変革の波に押し流されています。今回の学会では、このような状況での呼吸ケアと呼吸リハビリテーションの現状を総括し、ポストコロナ時代の呼吸ケアや呼吸リハビリテーションをどのように構築していくか、今後の展望を学会員の皆様とディスカッションできればと思いこのようなテーマにさせていただきました。現在、副会長の石川朗先生、学術集会事務局で呼吸ケアおよび呼吸リハビリテーションを中心に急性期から終末期に至るさまざまな内容についてのプログラムを検討しております。海外からは英国からShuttle Walking Testを考案されたSally Singh先生を、カナダから慢性呼吸器疾患のセルフマネジメント支援の第一人者であるJean Bourbeau先生をお呼びしご講演いただく予定です。また、新しい試みとして、海外とWebで繋いでリアルタイムで講演、ディスカッションを行う呼吸リハビリテーションに関する国際シンポジウムを開催予定です。
 わが国の医療現場は新型コロナウイルス感染症の対応に明け暮れており、本学会においても第30回、第31回学術集会ともにハイブリッド開催になりました。本学会の学術集会は呼吸ケアに関わる多職種の方々が一同に会するという他の学術集会には無い特徴があります。そのため、学術集会は学際的な成果を発表し呼吸ケアの知識を習得するだけではなく、参加された方々が職種の垣根を乗り越えて交流を深めることも学術集会の重要な意義の一つと思います。新型コロナウイルス感染症の状況がいまだ不透明ではありますが、多くの皆様が現地でご参加いただき実り多い学会となるように準備を進めております。
 是非多くの会員の皆様に演題をご登録いただき、晩秋の幕張を訪れていただけることを願っております。



事務局 :東京女子医科大学八千代医療センターリハビリテーション部
事務局長:竹内 万里子 東京女子医科大学八千代医療センター
事務局員:横堀 華菜  医療法人共和会介護老人保健施設ケアホーム上田

     今村  創  東京女子医科大学八千代医療センター
     沖 侑大郎  神戸大学大学院保健学研究科
     三好  梓  東京女子医科大学内科学講座呼吸器内科学分野

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